英会話は言うまでもなくインプットとアウトプットの組み合わせです。
インプットは「聴きとること」と「聴きとった英語を理解すること」で成り立ち、アウトプットは「英語で考える」ことと、それを「発信する(口にする)」ことが必要です。
この「究極の英会話」ではアウトプットにおける「英語で考える(言いたいことを英語に置き換える)」トレーニングとしておすすめです。英語でのアウトプットには文法の理解も不可欠なため、必然的に文法の理解にも役立ちます。
この「究極の英会話」は日本語を英文にする流れを3つステップ(後述)を踏んで学習することができますが、機能の一部である「総合テスト」だけでも十分に英会話(アウトプット)の訓練になります。とにかく実践に近い形で学習したい、という方はひたすら「総合テスト」のみに取り組むのもいいかもしれません。
アプリとしての「究極の英会話」はVol.1〜3があり、それぞれ中学1年〜3年レベルに対応しています。
考える・音読する・書く・ロールプレイ
学習コンテンツとして以下のステップが用意されています。
- Step1:考えてみよう
- Step2:音読してみよう
- Step3:書いてみよう
- Step4:会話練習しよう
Step1は実力チェック
日本語の例文を見て英語で言えるかを確かめます。もちろん正解とともにネイティブ音声も確認できます。
さらに、「解説」「どう使う」というタブではそれぞれの例文の文法的な解説や使用例が書かれています。文法を理屈で理解”したい方も先生に教わっているような感覚でより深く理解することができると思います。ちなみに「解説」「どう使う」のタブはStep2にもあり、内容はStep1と同様です。
Step2では発音を確認
日本文が表示されるので、頭のなかにその英訳を浮かべましょう。「正解」をタップするとネイティブ音声とともに正解が確認できます。さらにここでは自分の声も録音・確認できます。「音読モード」をタップすると問題の読み上げ・自分の声を録音・自分の声の再生・ネイティブによる音声再生・再度自分の声を録音・自分の声を再生という流れが自動的に(追加操作なしで)始まります。
Step3は書くアウトプットトレーニング
表示される日本文を英文で記述します。選択や並べ替えではなく記述なので面倒ですが、その分いいトレーニングになります。細かく添削してくれますし、もちろんネイティブによる正解の読み上げもあります。
Step4はロールプレイ
会話シミュレーションです。自分がどのパートを担当するか選択できます。日本文・英文の表示・非表示設定もでき、ここでもStep2同様に自分の発音の確認(”ロールプレイ”を選択すると自動的に録音・再生が始まります)。
英作文の訓練に便利な「総合テスト」。
日本文を英文にするテストですが、複数の選択肢から選ぶ・並べ替え・全文記述の3つから回答方法を選択できます。問題数も10〜50まで10問単位で設定可能です。
いずれの回答方法でも正解確認時に「詳しく見る」をタップすると詳しい解説と文法説明を確認できます。解説では詳しく「どこがどう間違えているのか」を確認できるので、アプリでの学習でありながら先生がそばにいるような感じさえしますし、やみくもに文法解説を読むより「間違えたところの」解説を読むことで理解度や記憶への定着にも効果的です。
「まとめて聞く」で”英語→日本語”の訓練も。
アプリの大半は日本語を英語に変換するためのものですが、逆(英語を聞いて理解する)のトレーニングもできます。
Step1〜Step4の再生したいパートや日本文を読み上げるか否かも設定でき、BGM再生にも対応しています。日本文を合わせて再生すれば正解も合わせて確認できるのでアプリに向き合う時間がなくても移動中などに学習できます。*Step4および会話全文については日本語の読み上げはありません
もちろんアプリを開いて「まとめて聞く」を利用するとテキストを確認しながら音声が聴けるのでより効果的です。
「英会話」アプリとしてアウトプット(とくに日本語の英語への変換)の訓練に適したアプリですが、文法学習アプリとしても優秀です。
直感的に英会話時のアウトプットの訓練をしたい方だけでなく、理詰めで英会話を理解したい方にもおすすめできるアプリです。
アルクプレミアムパス(課金期間中は対象アプリが使い放題)に対応していますが、アプリ単体での購入もできます。
*記事内の画像はすべて公式サイトまたはアプリ内のスクリーンショットです。