英文法の学習が楽しいか楽しくないかは人それぞれですが、この「楽しい英文法」は文法の学習にありがちな「堅苦しさ」がない点で、楽しく英文法を学習できる(かもしれない)アプリです。うさぎ(?)のようなゆるきゃらだったりゆったりしたBGMだったりがややもすると気を張りがちな「文法」の学習をリラックスさせてくれます。とはいえ、肝心のコンテンツはもちろんしっかりしてます。
解説がとても丁寧・わかりやすい。
文法の学習の嫌なところはその理屈っぽさです。そもそも文法は言語を理屈で理解するものなので仕方ないのですが、ただでさえ小難しい説明が難しいまま書かれていてもよほど活字が好きな方でないと読む気が失せます。
その点、楽しい英文法内の解説はとてもわかりやすく噛み砕かれていて、かつ的を射たポイントを付いています。例えば命令文についての解説では「命令文にはどうして主語がないの?」ということについて解説してくれていますが、目からうろこでした。「理屈はいいから覚える」という考え方もありますが、理解(ハラオチ)すれば記憶への定着も違いますし応用もしやすいので、理屈で理解できるに越したことはありません。
音声もバッチリ。
ネイティブ音声も例文ごとに1タップで確認できます。個人的には語学の学習はいかなる場合も音声はあるべきだと考えているので、いたるところに音声が用意されているところはとても好印象です。
例文の回答はタップで表示。
地味ですが、質問→回答という流れは学習においては王道のパターンで、ただ読むのに比べ理解度が段違いです。英文の和訳をタップすることで確認できますが、この1アクションの有無のもたらす学習効果への影響は無視できません。
アニメーションも理解をサポート。
文字だけではイメージしずらい部分も動きのあるアニメーションで確認することで理解できる場合があります。たとえば”it takes 30minutes to go to school by bike”についてのアニメーションでは”take”と”go”について視覚的に理解しやすく作られていました。
アプリの操作性は好みがわかれるかも。
ゆるきゃらや音楽はかわいらしいものの、ページの操作性は好みが別れる気がします。具体的にお伝えすると、ページ送りはスワイプによって行うのですが、さらに上にスライドすることでページ全体が確認できる仕様になっています。
つまり、次のページ全体を確認するためには、左にスワイプして次のページに移動した後にさらに指を上にスライドさせる必要があります。慣れれば気にならないかもしれませんが、無料版で実際の操作感をお試しすることをおすすめします。有料版(840円)は「みんなの楽しい英文法」無料アプリ内で購入可能です。
*記事内の画像はすべて公式サイトまたはアプリ内のスクリーンショットです。