VALUE1400は書籍「VALUE1400」のアプリ版です。ただし書籍版のすべてが収録されているわけではありません。
書籍版のVALUE1400はAmazonの商品ページによると
近年の大学入試(約3000試験)を徹底的に分析し、「大学入試センター試験レベル」到達に最適の1400語を精選。
とのことです。「3000語レベル」というのは「高校必修」とされる3000語レベルまでの英単語1400語を厳選している、という意味のよう。
センター試験レベルということで高校生がターゲットだと思いますが、英語の基礎を固めたい、思い出したい社会人にも十分おすすめできるアプリです。
書籍ありきのアプリなのか、このレベル(UIや収録コンテンツ)が無料なのはあまりにお得です。広告表示もありません。
テスト機能で出題範囲にページ指定があることが書籍ベースであることをうかがわせます。
ページ指定や番号指定は無視しても特に問題ありません。
コンテンツのベースは「単語テスト」。
単語帳としてもリスニングアプリとしても使えますが、個人的にこのアプリのコアは「単語テスト」だと思います。
テストについては問題形式(英日・日英・日英(手書き))や問題数、学習状況(正解・不正解・未出題)などかなり細かく指定できます。レベルも「WARM UP」から「STEP1〜5」、「前範囲」から選択でき、
コンテンツのボリュームは書籍版の方が多いのかもしれませんが、学習機能的にはアプリ版はとても充実しています。
テスト結果はしっかりその後の学習に活かせる。
テストは単に正解・不正解を確かめるだけでなく、不正解単語をすぐに学習できるようになってます。正解・不正解の単語を一覧できるのはもちろん、単語をタップするだけで意味、例文、読み上げが確認できます。また、「単語帳で復習」機能では間違えた単語だけをまとめて単語帳で確認することもでき(正解も含めて確認することも可能)、間違えたままにしない仕組みががっちり準備されてます。
さらに、テスト結果一覧の各単語の横にあるチェックボックスにチェックすると要チェック単語として記録できるので、テスト直後だけでなく、後々に確認するための要チェック単語帳をかんたんに作れます。
“リスニング”は激しくおすすめしたい機能
WARM UPやSTEP1〜5から指定した単語群を英語、日本語、例文を順番に読み上げてくれる機能です。指定範囲を全て読み上げるほか、特定の単語を繰り返し読み上げるよう設定できます。日本語も含め読み上げてくれるので、スマホを脇に置いてなにか作業しながら学習できます。
残念ながらバックグランド再生に対応していないので、自転車に乗りながら聴いたりすることができません。バックグランド再生に対応したらこのアプリにはなにもいうことはありません。ぜひとも実装いただきたい機能です。
ややわかりにくい「しおり」と「チェック」。
複数の単語に付けることができるチェックマークのほか、「しおり」という機能があります。
「しおり」は本に使うしおりのようにどこまで学習したかをマークしておくための機能です。1ヶ所にしか使えません。順を追って学習していく場合は「しおり」は便利な機能ですね。
無料であることが申し訳ないほどによくできたアプリです。アドオンもなくアプリ内の全機能が無料で使えます。
各単語の読み上げ機能はどの画面からもすぐに利用できますし、チェックすべき単語の記録、確認もかんたんです。
上述のようにリスニング機能のバックグランド再生に非対応な点だけが残念ですが、基本的な英単語を学習するツールとしてはトップクラスに「使える」アプリだと思います。
*記事内の画像はすべて公式サイトまたはアプリ内のスクリーンショットです。