iTunesでのタイトルは”The Story Mouse – Read-along story books for children”と子ども向けのアプリのようですが、子どもはもちろん大人も十分に楽しめます。とくに英語を学習中の方はリスニングはもちろんリーディングのトレーニングとしても使えます。
英語絵本の読み上げアプリ。
基本的には絵本をネイティブ音声で読んでくれるアプリです。英語圏向けのアプリのようで、日本語の音声やテキスト、辞書機能はありません。アプリ内の設定画面などもすべて英語表記のみです。英語の学習を始めたばかり、という方は疲れてしまうと思いますが、個人的にはTOEICで500くらいのスコアをお持ちなら楽しめるアプリかと思います。
きれいな英語であることはもちろん、すごく臨場感を持って読んでくれます。大人になると絵本を読んでもらう機会はそうそうないと思いますが、英語の訓練になるだけでなくちょっと童心に返ったような気になれるのでちょっと楽しいです。ストーリーそのものも、無料版もなかなかおもしろいですし、有料版にはシンデレラや白雪姫など有名どころもそろってます。
余談ですが、ダウンロードは1作品Wi-Fi環境でも3分くらいかかりました。作品のダウンロードは電波状態のよいところで行うことをおすすめします。
テキストは横向き(横長)モード時のみ。
作品を選ぶと「Read it to me」と「Read it myself」の2つのボタンが表示されます。
ここはちょっとトリッキーなんですが、スマホをたて(縦長)に使うと「Read it myself」を選択しても絵と音声のみでテキストがなく自分で読めません。横向き(横長)にして「Read it myself」を選択するとテキストが表示されるので、自分で読めるようになります。音声も流れます(音声のボリューム調整可能です)。
テキストを表示している時にはカラオケのように今読んでいるところが色違いになるので追いかけやすいです。
ちなみにもともとは絵本アプリなので、バックグラウンド再生には対応していません。アプリを閉じれば音声も止まります。
無料版は3作品。有料版は1作品240円〜。
記事執筆時(2015年11月19日)現在、無料版・有料版合わせて35の作品が収録されています。
上述の通り日本語の音声やテキストがないので日本語訳を確認するには一手間が必要ですが、子どもも楽しめる童話のため難しい単語は少なく、辞書なしでも楽しめる作品が多いです。
音声は発音のお手本にするには申し分ないものなので、リーディングだけでなく発音の訓練としても使えそうです。
子どもが利用する場合、英語に慣れていないと退屈するかもしれません。どちらかと言えばリーディング・発音のトレーニングをしたい大人にすすめたいアプリです。
*記事内の画像はすべて公式サイトまたはアプリ内のスクリーンショットです。