「フォニックス」は聞き慣れない言葉ですが、アプリを開発したinstitution for global society(igs)のサイトによると、
フォニックスは英単語の音を分解、結合することで発音と読みを学ぶ、「音で覚える英語術」です。
たとえば「cat」であれば「c=ク」「a=ア」「t=トゥ」のように音をバラバラにして覚えることで、知らない単語でも読めるようになるだけでなく、ネイティブスピーカーのような英語の発音が身に付きます。
日本ではまだあまり知られていませんが、英語の基礎として世界中の子どもたちが学んでいるグローバルスタンダードの英語術です。- via igsウェブサイト
フォニックスについてこのアプリ「だけ」で完結するのは難しい気がしますが、フォニックスとは何か、あるいはフォニックスの基礎を行う、という目的ならとても使い勝手の良いアプリです。
ひとつひとつの音をチェック。
Aから順に行うのではなく単語ごとに行い、最初の単語はは“cat” です。それぞれの音はお手本を何度でも聴けるので、フォニックスに慣れていなくても戸惑うことはありません。ただ、個人的にはいくつか(とくに“P”)「どうやってこの音を出してるんだ?」と「人間」に聴いてみたくなる音もありました。
お手本を聴いた後はアプリ(コンピューター)にチェックしてもらいます。発音判定はsiriではなく㈱プロンテストによるものです。
うまく発音できなくても次に進めますが、高評価をもらえるとけっこう嬉しいです。
ステージ2からは要課金。
無料で利用できるのはステージ1のみ。ステージ2以降は各ステージ(2〜5)がそれぞれ720円、ステージ2〜5のセットが2,500円です(2015年11月17日時点)。
フォニックスについてはYouTubeなどでも学習できますが、自分の音を機械的に(好きなだけ)確認できるのはアプリならではです。人を相手にレッスンすると軽く2,500円は超えるので、考えようによっては安いですね。
子どもだけでなく大人も使える。
かわいいイラストや文体は子ども向けのようですが、大人も十分に使えます。むしろ(人が相手ならともかく)子どもには難しいんじゃないかと思います。
発音をなんとかしたい・フォニックスがどんなものか気になる、という方におすすめなアプリです。
*記事内の画像はすべて公式サイトまたはアプリ内のスクリーンショットです。