LとRの聴き取りは自信がありますか? vとbはどうでしょう?
日本人が苦手とされるこういった音をとことんトレーニングできるのが“えいご 聞き耳上手”です。
音の聴き取りトレーニングは当然ながらその音をたくさん聞くに限ります。オンラインレッスンでもこういったレッスンを提供しているところがありますが、聴き取りトレーニングのような反復系のトレーニングはいつでも手軽にできる方がベターです。
このアプリは有料です。例えばLとRを使った単語の聞き分けトレーニングだけでも十分にお金を払う価値がありますが、さらに例文での聴き取りクイズやリズムに乗ってのトレーニングもあるという聴き取り訓練アプリとしては最高レベルのコンテンツをそろえていると言えます。
日本人には似ている音でも単語としてはまったく別の意味になることもままあるので、いちどガッツリトレーニングしておくのもいいかと思います。
参考:日本人は覚えておくべし!RとLで意味がまるで違う単語6つ。
ウォーミングアップで聞き分けクイズ。
意識して学習しないと、そもそもどんな単語を混同しがちなのか、ということを知る機会はないと思います。このアプリを開くとまずはRとL、SとTHなど、合わせて10種の聞き分けクイズからスタートします(このクイズはスキップできます)。
“rain“と”lane”、“base”と“vase”などについて流れる音声がどちらの単語を読み上げたのか回答していきます。テンポよく出題されるのでサクサクできるのも気持ちいい。
全ての音を順番に取り組むのもいいですが、まずはこのクイズをやってみて、聴き取りにくい音や間違えやすい音を選んで取り組むのもありです。
苦手な音を選択可能。
定番のRとL、VとBのほかにもFとH、WとHなど合わせて10種の組み合わせ+MIXについて学習できます。
一通りやってみましたが比較的TとDやWとHはわかりやすいです。やはりRとLは別格ですね。あとはFとHもなかなかやりがいあります。
発音すると聴き取り力も伸びる!
英語を学習していると、「話せる言葉は聴き取りやすい」と思うようになりました。それは単語を知っている、ということだけでなく音の質を理解しているというか発音のされ方を理解していると、聴き取りのときもそれが大いに役に立ちます。
例えば上の画像はRとLの発音について説明しています。やってみると、それまでなんとなく「Lの音は日本語のら行」と考えていたことが微妙に同じでないことに気付きましたし、(自分では)格段にLの音が英語っぽく発音できるようになったと感じます。
同時に、自分でLの音をきちんと発音できると、聴き取り時も同じ音を聞き分けることが楽になることがわかりました。
リスニングを伸ばしたいとお考えならぜひ発音訓練をしてみてください。
チャンツが楽しい。
「チャンツ」はあまり馴染みのある言葉ではないように思います。
チャンツは話し言葉をリズムに乗せて表現したものです。このアプリではある単語の日本語→英語に続いてその単語に(日本人にとって)似た音の単語の日本語→英語とリズムに乗って読みあげられます。また、読み上げに合わせて単語がカラオケのようにハイライトされるので画面を追いかけていれば「いまどっちだ?」ということがありません。
ちなみにこの「チャンツ」は学習対象の音(r⇔lなど)を選択後に「攻略」を選び「STEP2」のタブをタップして確認したい単語を選択すれば体験できます。
文でもチャンツ。
文章をリズム化するとぐっと覚えやすくなりますし、発音だけでなく文法やリエゾン(ネイティブ特有の2つの音を続けて発音すること)も受け入れやすくなりますね。実際には単語は文章の中で使われることがほとんどなので、この形の方が自然です。*ちなみに「リエゾン」という言葉はフランス語(liaison)だそう。
テスト結果でも発音チェック!
各単語には「テスト」が用意されていて、単語の聞き分けや会話内での適切な表現を選択する設問などで理解度を確認できます。
便利なのはそれぞれのテスト結果で単語や文章の発音がすべて発音できること。もうかゆいところにガリガリ手が届きます。
リスニングを鍛えたい方はもちろん、きれいな発音を身に着けたいと思う方にも強くおすすめできるアプリです。有料ですが360円(2015年9月28日現在)は破格です。
「英単攻略8,000」と「えいご上手 TOEIC®中学英文法」でバンドル価格(一緒に買うとお得な料金)で購入できます。
参考:先生に教わるような文法学習アプリ。|えいご上手TOEIC®中学英文法
*記事内の画像はすべて公式サイトまたはアプリ内のスクリーンショットです。