文法は英語その他の語学の上達のためには避けて通れない要素ですが、単語に比べてややこしく説明も多いため文法は嫌いという方は多いですよね。
今回ご紹介する「0から超わかる英文法」も例に漏れず説明は長いです。が、くどくありません。情報量のわりにサクサク読めます。
それはおそらく著者の言うところの「文法を感覚で理解する」ことがコンセプトとしてあるためです。
問題集ではなく読み物。
基本的には英文法について詳しく説明してくれている読み物です。ガシガシ文法問題を解くことには向きません。
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ただし少量ながら設問も用意されていて、この設問のお陰で文法の説明も効果を増してます。設問に間違えるとより集中して解説を読みますからね。
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日本人には理解しにくい”a”と”the”についてもわかりやすく書かれてます。
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解説がいずれもハラオチするので学習がきつくない。
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個人的に好きなのが「そのままの行為を表す動詞よりも行為の大枠を捉える動詞を日常会話で多用する」のくだり。
要は”reserve 〜”(そのままの行為を表す動詞)ではなく”make a reservation”(行為の大枠を捉える動詞)をネイティブは使うということ。
この説明は「プロローグ」に書かれていますが、著者が本アプリを通じて「ただ通じる英語」ではなく「より自然な英語」について説明しようとしていることが伝わってきます。
それぞれの説明がまさに「感覚的」に書かれていて、文法書でありつつも力んで読む必要はありません。ちょっと空いた時間に読んでもちょうどよく、それでいて頭にスルスル入ってきます。
音声なし。
本アプリないではたくさんの英単語や英文が出てきますが音声は一切ありません。とはいえ登場する単語は比較的かんたんなものが多いので発音がわからないということは少ないと思います。
Kindle版もあり。
冒頭で「読み物である」と書いている通り、音声もなく文章が多めなのでアプリ版も電子書籍的ではあるのですが、Kindle版もあります(1,000円)。ちなみにアプリはLITEが使用制限と広告付きで無料、有料版は960円。
個人的には設問の正解・不正解がすぐわかるのでアプリ版が好きです。
無料のLITE版はほんとに一部のコンテンツしか利用できませんが、クオリティを知るには十分な量を読めます。
Kindle版をアプリより先に見つけて 購入を迷っている方もLITE版でぜひ「感覚として文法」を感じてみてください。
![0から超わかる英文法 - ネイティブの英語感覚を手に入れるための最速ガイド(無料Lite版)](http://is4.mzstatic.com/image/thumb/Purple111/v4/8f/eb/41/8feb4168-9cb0-565c-a807-19edabb77386/source/512x512bb.jpg)
*記事内の画像はすべて公式サイトまたはアプリ内のスクリーンショットです。