「発音博士」は中学レベルの英単語の発音について、発音記号ベースで診断してくれるアプリです。中学レベルということで単語も難しすぎず、また会話に必要な単語が多いので、ある程度英会話に慣れている方も自分の発音レベルを確認するために使ってもよさそうです。
無料で使えるのは「基本100英単語」と「月・曜日・数」。中学1・2・3年それぞれと「L,R」で始まる英単語は別途購入が必要です。
「基本100英単語」には”after all”とか”Don’t give up”など便利な表現がゴロゴロしているので、これだけでも結構いい訓練になりそうです。
シンプルでかたくない(かわいい)デザイン。
「ネイティブの発音をお手本に自分の発音を添削する」という極めてシンプルなアプリです。自分の声も聞けます。
シンプルなアプリはややもすると退屈に感じてしまいますが、これは(たぶん)操作性も含めたデザインのよさで飽きないどころか集中しやすく感じます。
ネイティブ音声を聞きたければ画面上部の単語のそばにある青いスピーカーマークを、録音した自分の声を聴きたい場合は画面下部の赤いスピーカーマークをタップすれば好きなだけ確認できます。採点も「スタート」ボタンをタップするだけです。
100点満点で点数が表示されるので、正しいか正しくないかだけでなくどの程度正しいのか、またどこが違うのかが「発音記号」レベルでわかるのがいいです。
発音記号は見慣れていても、各記号が具体的にどんな音なのか、については意外に意識しないんじゃないでしょうか?自分の発音が記号通りにできているかわかるのはなかなか気持ちいい。
1文字単位での発音と使用例が確認できます。
単語全体から部分的に発音を確認するだけでなく、ピンポイントで「1文字」の音を確認できます。画面上の気になる音をタップするだけ。しかも、1文字の音に続いてその音を使った英単語も続けて紹介してくれます。
例えば”August”の”s”を確認したいときは画面内の”s”をタップ。そうするとネイティブによる”s”の読み上げ、続いて”s”を使った英単語、ここでは”stop”が紹介されます。なのでフォニックス的な学習も可能ですね。
発音記号は選択できます。
Jones式と標準IPAから選択できます。多くの方になじみがあるのは「Jones式」だと思います。上の画像の左側が「Jones式」、右が「標準IPA」です。
まとめて購入で720円。「L,Rで始まる英単語」はバラ買い不可。
すべての収録単語が利用できる「中学英単語パック」は720円。学年ごとの購入では各360円です。「L,Rで始まる英単語」は単独では購入できないので、パックでの購入が必要になります(価格は記事執筆時のもの)
中学生はもちろん、英会話をしっかりやりたい方にもおすすめできるアプリです。
ぜひご検討ください。
*記事内の画像はすべて公式サイトまたはアプリ内のスクリーンショットです。