最近は小学校から授業で扱われる英語もかつては中学からスタートするのが一般的であり、多くの方にとって中学英語は英語の基礎です。
学校で習った英語は(特に会話には)役に立たないとの声もありますし、わたしも「(わたしが経験した)中学英語だけでは」話せるようにならないと思いますが、中学英語を理解しておくと読解はもちろん英会話にも活きてくることは間違いありません。
参考:リセマム 「話す」英語教育、6割以上が「役に立たなかった」
かつての学校教育の英語だけでは話せるようになりにくいのは英語授業そのものが悪いというより「話す時間が足りない」ためです。英語学習の目的が話すこと、読むこと、書くことを問わず文法はやっておいて損はありません。
「えいご上手 TOEIC®中学英文法」はアプリ名の通り、中学英語の文法を学習できるアプリです。有料ですがデザインも見やすく機能満載です。
文法はもちろん、リスニングと発音のトレーニングも。
英文法を名乗ったアプリではありますが、リスニングや発音もこのアプリで鍛えられます。ちなみにメニューにある「Mixed-Up Sentence」は文の並べ替えクイズで文法理解の補助に役立ちます。
バラバラに並んだ単語を音声や日本語訳なしで正しく並べるんですが、シンプルながら文法や単語の意味を理解が確認できるいい仕組みです。
リスニングはTOEIC®式。
シンプルに流れる音声を入力(選択式ではなくタイプする必要があります)するものもありますが、音声を聞いて似た意味をもつ表現を選ぶ設問もあったりとTOEIC®に沿ったスタイルでの出題です。TOEIC®に活きるのはもちろん、(そもそもTOEIC®は日常生活の英語力を測るものですが)TOEIC®を離れても役立つ実力が付く出題形式だと思います。
シャドウイングは自分の声も録音できます。
流れる音声を追いかける形で発音するシャドウイングは発音のトレーニングになることはもちろん、より集中して聴かざるを得ないのでリスニング力アップも期待できるオススメのトレーニングです。
アプリ内のシャドウイングでは人の声を録音してネイティブの音声と聴き比べることができます。恥ずかしく感じますがこれはかなり上達に役立つのでぜひやってみていただきたい方法です。
流れる音声だけをヒントに追いかけることもできますし、音声+英文または音声+英文+日本文も選択できるので、シャドウイングに慣れるまではテキストを見ながら行うのもアリだと思います。
飽きないGrammarの 出題形式。
「Grammar」パートではガッツリ英文法を学習できますが、教科書的な文法が並ぶというよりもクイズ形式で正解を選ぶ形です。個人的にはこういう「いきなり」テスト型は誤答することで頭に残りやすいと感じていて、しかも各設問に細かな説明(楽器は“a”でなく“the”が必要である)が付いていて、裏付けとともに文法を理解できるのでより覚えやすいです。
出題形式も穴埋めや日本文に合う英文を選んだりとワンパターンではないので、飽きにくいです。ただ、「SVOのVはどれか」といった出題は好き嫌いが分かれそう。
先生のような説明が読める「解説」。
「解説」タブでは名詞、動詞、比較級、といったいわゆる文法的な英語の知識について丁寧な解説を読めます。まるで先生が説明してくれているように細かく書かれているので特に苦手な部分やしっかり理解したい部分だけでも読んでおくことをおすすめします。
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*記事内の画像はすべて公式サイトまたはアプリ内のスクリーンショットです。