ブログやYouTube、テレビ番組のコーナーでも、「便利なワンフレーズ」が紹介されることは多いです。
しかし、その場では便利そうだと思っても、いざというときに出てこないし、もしかすると昨日見たフレーズを思い出すことも難しいかもしれません。
どれも便利なフレーズであることは間違いないし、それほど難しい表現ではありません。でも覚えられない。その理由を3つ挙げてみます。
1.1回では覚えられない。
いくらかんたんであっても、それまで使っていない表現をたった1回聞いただけで覚える、ましてや使いこなすのは至難の業です。
2.使う機会がない。
せっかくいい素材でも使わないと錆びます。日本にいる限り教わった英語をすぐ使う機会はまず訪れません。
3.困ってない。
英語学習に限らず、商品もサービスも必要なときに買うもの。必要ないときにもらっても使おうと思いません。
いかがでしょうか。わたし自身の経験を多分に含んだ仮説ですが、あてはまるケースが少なくないように思います。
じゃあどうやって覚えればいいんだ!というと、「必要な場に身を置いてみる」ことがベストです。
外国に行く、仕事で使う、洋画を観るなど。一方的に受けるよりこちらから発信する必要があるものの方がより強く必要性を感じられてベターです。
外国人と英会話していると、「言いたいことが言えない、日本語なら言えるのに」というケースが少なくありません。このタイミングが新しい単語やフレーズを覚えるベストタイミングです。コップがないと水は注げないように、必要なシーンあってこその英語です。
たくさんのコップを用意するにはたくさんお話しするのがいちばん。オンラインでも対面でも、発信する機会に比例して英語力も上がっていきます。