オンライン英会話スクールは100社を超えると言われます。
「オンラインで英会話を受けてみたい」と思っても、スクールがたくさんありすぎてどこを選ぶべきかわからない、という方も多いのではないのでしょうか?
今回はわたしなりに各スクールの特徴をもとに分類してみました。
わたしが考える各スクールのもっとも 大きな特徴をもとにした分類ですので、この記事を読んでらっしゃる方の考える各スクールの特徴と異なる場合があるかもしれません。
また、複数の特徴に該当するスクールも当然ありますが、分類をシンプルにするためにあえて「わたしがいちばん大きいと思う」特徴ひとつ当てています。
ご紹介するオンライン英会話スクールはこれまで当サイト(talkboat.net)ですでに紹介したものです。記事中のリンクはすべてtalkboat.net内の紹介記事へのリンクとなっていることをご了承ください。
オールマイティ
知名度が高かったり、オンライン英会話の黎明期から事業を展開していたりで実績もコースも豊富、講師数も多くいわゆる大手と考えられるスクールです。
個人はもちろん、法人や公立学校への導入実績も豊富です。学生(中高生)向けのコースもスタートしたばかり。
後発ながらものすごい勢いでシェアを伸ばしてます。CMもバンバンやってますね。講師が多国籍なことも大きな特徴です。
客観的な信頼の証であるISO認証を取得。市販やネット上の英語学習教材の問題点を解決すべく開発されたオリジナルテキストに自信。
・e英会話
無料体験なし(割安料金で提供)からもその自信がわかります。TOEIC、英文添削、カラン、ビジネスなんでもあり。なにをしたらわからなくてもカウンセラーがしっかりサポートしてくれます。
ネイティブ中心
講師の全員またはほとんどをネイティブスピーカーが占めるスクールです。世界中からレッスンを配信しているところが多く、24時間開講も珍しくありません。その性質上ひとつのオフィスに集まってレッスンを行うスクールは少なく、講師の自宅(など)からレッスンが配信されることがほとんどです。
とにかく生徒からレビューが豊富。各講師ページはもちろんトップページにもあるので見つけやすい。生徒に選ばれた講師陣が揃ってます。
基礎、英作文、発音矯正、MBA準備など多彩なコースが準備されてます。無料体験レッスンのほか新しい講師がフリーレッスンを提供していることもあります。
1レッスンは50分。25分ではしっかりしたレッスンができないと考えているため。英語のほかスペイン語のレッスンも提供しています。参加人数限定のグループレッスンは無料です。
英語指導の有資格者および英語指導の経験豊富な講師が多いです。英語はもちろん欧米の文化などについてお話するのも楽しいです。
良くも悪くも手作り感あふれるウェブサイトです。大学でも教えている講師が多く丁寧に教えてくれます。マイページでフィードバックとともにレッスンの音声も確認できます。
信頼と実績のアルクのテキストを使ったネイティブ講師または日本人バイリンガル講師とのレッスンです。ふだん個人学習している教材をレッスンでも使えるのは嬉しい。
日本人講師中心
英会話に不慣れな方や日本語を交えたレッスンをしたい方にオススメです。日本人ですが当然ながら英語のレベルは高く帰国子女や海外生活の長い方が多いです。一方で「英語が苦手だった」という講師がいるスクールもあり、日本人がつまづきやすいポイントだけでなく、苦手な英語の克服方法なども教えてもらえるかもしれません。
運営母体は英語家庭教師の派遣業です。オンラインにはネイティブ講師も在籍しています。
日本人講師が中心ですがもちろん英語もバッチリ。公式サイトでレッスンの様子が確認できます。
自らを「ネイティブの人と難なく会話するためのサポートするの第二のスクール」としていて初心者の方には頼もしい。
英語が苦手「だった」講師も少なくありません。自らが苦手を経験してる方のアドバイスには説得力がありそうです。
レッスン方法重視
通常の4倍速の英語で受け答えするカランメソッドや、カランメソッドから発展したDME、あるいは動画視聴がレッスンの前提だったり、英作文+Skype英会話の組み合わせでレッスンを展開しているスクールです。いずれの方法も個人的にはとても効果的だと感じるので、「英語を教わる」ことにちょっとひねりがほしい方におすすめです。
オンライン唯一のカラン認定校。予約システムも使いやすく24時間開講。お気に入り講師の指名予約も可能です。
カランメソッドを現代的に語彙や文法をアレンジしたDMEを提供。24時間開講です。
カランメソッドをアレンジしたDMEを親子で受講可能(途中から子どもから保護者に受講者が代わってOK)。受講生からの講師評価チャートも見やすい。
カランメソッドに加え、1日4時間のレッスンを一定期間(10〜21日間)続けて受講するスパルタコースや、文法やスピーキングなどから苦手な分野だけを徹底的に訓練する強化コースが特徴。
・キーアイ
これまでのレッスンデータから解析された日本人が間違いやすいポイントや既存の英語学習法ではカバーできない点を抑えたオリジナルプログラムを提供。
イングリッシュセントラルとの統合で英語抜きに楽しめる動画がレッスンに活用されるようになりました。返金保証制度も自信の表れ。
・PIKT
非ネイティブ英語スピーカーとのコミュニケーションのために定義された少ない語彙・文法でコミュニケーションを行うグロービッシュコースあり。
Skypeでのオンラインレッスンを受講する前にレッスン用に原稿を作成します。講師はネイティブ中心で、原稿があるためレッスン内容の理解(語彙・文法・イディオムなど)が深まりやすいです。
・eサラダ
インプット→アウトプットの流れを重視していて、インプットのために動画を視聴し、アウトプットのためにオンライン英会話を受講します。必ずしも動画は英会話レッスンに関連しません。
・ELTO
動画で基礎的な英語を理解(予習)してからオンライン英会話で復讐する「反転学習」を行います。ビジネス英語も扱いますが、ビジネス英語のスクールというよりビジネスパーソンのため(受講しやすい)のスクールを目指しているようです。
英会話レッスン・復習システム・音声教材を絡めたhanasoメソッドはオリジナルです。受け身でなく能動的に受講できる方におすすめです。
対応職業特化
キャビンアテンダントや接客業、飲食業などシーン別のコースを用意しているスクールです。「仕事のために英語が必要」という方には即効性のあるコースだと思います。
キャビンアテンダントに特化したコースがあります。業務上に使われる英語のほか、航空業界の歴史なども学べます。
飲食系、旅行系、医療系など40を超える業種に対応したコンテンツが用意されています。Skype不要で、ウェブブラウザから受講できます。
アプリでレッスン(Skype不要)
Skypeを使用せず、PCやスマホ・タブレット向けに開発されたオリジナルのアプリを使ったり、ウェブブラウザからレッスンが受講できるスクールです。アプリでレッスン予約・受講・レビュー・スケジュールの確認などワンストップでできるものもあり便利です。
店舗型スクールで蓄積したECCのノウハウをオンライン英会話に反映させリーズナブルなレッスンを提供。iPhoneやiPadからアプリを使って予約から受講まで可能。アプリはサクサクで使いやすいです。
グループ(世界中の生徒)で45分、マンツーマンでは40分のレッスンです。講師はネイティブで、リーディングや英作文、文法なども学習できます。アプリを使ってタブレットで受講できます(スマートフォン非対応)。
レッスンはグループ(最大4名)かペア。講師や他の受講生とレッスン外で交流できるフリートークルームあり。
スマホやタブレットのアプリでコンピューター上のキャラクターの会話から英会話を学びつつ、同一のアプリで世界中の講師とオンライン英会話レッスンを受講します。英会話レッスンにコースはなく、会話を中心に適宜レッスン内容を講師と決めていきます。
店舗型スクールあり
オフラインの店舗がありオンラインでも同様のサービスを展開している、店舗型で得たノウハウをオンラインレッスンに還元しているスクールです。店舗とオンラインともに利用できるスクールもあります。歴史あるブランドが多く、安心感を感じる方が多いかもしれません。
ベルリッツの店舗でのレッスンのクオリティをそのままにオンラインで受講できます。レッスンはまるごと録画されるので復習に便利です。Skypeは使いません。
講師は発音よりもTOEICやTOEFLなどの資格検定試験対策に強いことを重視して採用されています。スタッフへの細かな要望はサポートスタッフに伝えれば対応するスタッフを案内してくれます。
NOVA監修のプログラムをオリジナルアプリを使って受講します(タブレットのみ対応)。講師は全員ネイティブ。1レッスンは40分、24時間開講で、店舗スクールとの併用もできます。
24時間開講。空港やレストランなどで使う英語を学ぶ場面別英会話コースやビジネスでのeメール、プレゼンなどで使える英語を学ぶビジネスコースがあります。
レッスンは60分と長めですが、「業界最高レベルの講師陣」と謳う講師陣により濃いレッスンが期待できます。Skypeは使わずオリジナルソフトを利用します。
ユーザー特化
子どもやシニア世代のようにある年代をターゲット(得意)にしていたり、ビジネスパーソン向けにビジネス英語に特化したレッスンを提供するスクールです。子どもとの接し方や、シニアの方に多い悩み(Skypeの設定がわからない)などの対応に慣れていたりで、年代を想定して講師の採用・トレーニングを行えるので生徒側の期待に答えやすい体制が整っています。
レッスン5分前まで予約OK。講師はECCオンライン英会話とは別の子ども專門。
講師の紹介ページで確認できる動画からいかに子どもに対応したレッスンを提供してくれるかが十分に伝わってきます。
大人とアカウントを共有可能。3歳未満には0歳から受講可能なハッチリンクベビーがあります。
子ども專門ながら大人も一緒に受講可能。講師に手紙を送れるのも嬉しい。世界の子どものために支援活動や文通活動も行っています。
レッスンは週1または2回から選択。hanasoとは別にキッズ専門サービスとして展開。
シニア世代に自信あり。Skypeやパソコンの使い方(設定)もサポートしてくれます(一部有料)。サイトのフォントサイズもちょっと大きいとこもシニアに優しい。
オンラインでマネジメント教育を行うビジネス・ブレークスルーが運営。ビジネス経験豊富なスタッフによるレッスンのほか、別料金でメール講座も受講できます。
MBAや博士号を取得した講師も在籍。上級者向けのレッスンでは「Googleの哲学」や「ビジネスにとってのリスク」といったテーマが扱われており英語を抜きにしてもビジネスパーソンは楽しめそう。
日経が運営するビジネス英語をネイティブから学ぶスクールです。話すだけでなく読む・聴く・書くも合わせて学習できます。最低契約期間は6ヶ月。
担任・利用日固定
担当講師およびレッスン日時(毎週◯曜日△時)を決めることで都度予約をする手間を省きお気に入りの講師のレッスンがなかなか取れない、ということがないスクールです。同じ講師が担当することで生徒の苦手なポイントや上達具合などが把握されやすいメリットがあります。もちろん相性の合う講師と続けてレッスンを受けることでレッスンの効率が上がることも期待できます。
「お客さまの要望を100%満足させる自信があります」と強気。英語指導資格保持者のほかにもロースクール出身者などもおり、知的レベルの高い講師陣が揃います。
講師だけでなくレッスン受講時間も固定。Skypeを使わずオリジナルソフト(Mac非対応)でのレッスンです。
英語教師経験5年以上の講師を中心に採用し、ほとんどが名門小学校や高校の現役教師とのこと。具体的な採用基準もオープンにしています。
留学もできます
オンライン英会話を担当する講師に現地で直接会えたり、スクールは別だが現地(多くはフィリピン)への留学サポートがあるスクールです。オンライン英会話で仲良くなった講師と直接レッスンを受けたいという方はもちろん、フィリピン留学に興味はあるがフィリピン人に英語を教わることがどんなものなのか確かめたい、という方にもおすすめです。
プランによっては1レッスン100円を切る価格で受講可能。現地でいつも受講している講師から対面でのレッスンも受講できます。教室でのレッスンのほかディナーやショッピングも可能(別途有料)。サイパンへの留学紹介も。
ふだんオンラインで受講している講師と現地で直接レッスンを受けられる留学をサポート。滞在先のホテルはビュッフェ式の朝食で快適そう。
価格重視
フィリピン人講師を中心としたスクールはネイティブ講師中心のオンライン英会話や店舗型スクールに比べリーズナブルなことが多いですが、その中でも特に価格にこだわるスクールです。1レッスン値段が安かったり、スクールによってはレッスン受講回数の上限がなかったりするものも。
元祖100円英会話。レッスン時間は15分。「ぐんぐんシネマ」というシーン別の会話をアドリブで行うレッスンがユニークです。
レッスン受講回数無制限。予約不要で都合に合わせて5分や15分でのレッスンもOK(基本的には25分)。日本語サポートもあり。
いかがでしたでしょうか。
どのスクールも一言で特徴をお伝えするのはなかなか難しいのですが、少しでもスクール選びの参考になれば幸いです。