日経の運営する英語学習サービスということでバリバリのビジネス路線です。ただ、オンラインとはいえ一般的な「オンライン英会話」ではなく「英会話を含めた総合的な英語学習サービス」と考えたほうがよさそうです。
*GlobalEnglishには個人・法人それぞれに向けたサービスがありますがこの記事では主に個人向けについて紹介しています
読む・書く・聴く・話すをバランスよく学ぶ。
例えば英語を「話す」力を伸ばしたい場合でも実は話すこと「だけ」やっていても伸びません。英語を話す訓練はもちろんですが、話すために必要な語彙・表現・リスニング力を同時に付けることで話す力は伸びていきます。
GlobalEnglishは「英会話」の時間は週に1回、ネイティブ講師のもと、グループ(最大8名)で行われます。
話す力を伸ばすには週に1回ではぜんぜん足りません。そこは自己学習や他のサービスとの併用で補う必要があるでしょう。
想定シーンはすべてビジネス。
学習のために設定されるすべての場面が会議・プレゼン・電話・メールといったビジネスで想定される場面です。学習した内容がすぐに仕事で使えるのは学習のモチベーションになりますね。
課題一覧ページを見ると課題の数はものすごいです。時間が来たから講師と話す、といった気軽さはまったく感じません。
ただ、時間をかけただけの成果は大いに期待できるはず。
課題の内容もソニーやバージンレコード、異文化間ビジネスコミュニケーションなどビジネスマンには興味深い内容が多く、英語を学ぶことを手段としてビジネスに関する教養も身につけられそうです。なにより多少なりともビジネスに興味がある方なら楽しめそうなコンテンツです。
最低利用(契約)期間は6ヶ月。
コンテンツが膨大なだけに終了までに何ヶ月もかかります。最低6ヶ月やらないといけない、と思うと長く感じますが、逆に言えばやる気次第で6ヶ月である程度の英語力(とビジネス的素養)の向上が見込めるのあであれば「たった」6ヶ月です。
6ヶ月分の料金38,880円は安くないですが、1ヶ月あたりで考えると7,000円弱ですから用意されているコンテンツを考えると決して高すぎない価格だと思います。
自己管理がキモ。
「自分のペースで学べる」のは「自分で動かなければ何も進まない」と同義です。
豊富な学習コンテンツと課題が用意されていますが、それぞれが自発的にアクセスして学習するためのものなので、やる気のある(たくさん学習する)人にはものすごく役立つ一方で、怠けてしまうとなんの役にも立ちません。
文法、ライティング、ボキャブラリーなどすべての学習コンテンツがオンラインに用意されていますが、アクセスして前のめりに取り組まないと行けません。そこに「英語を楽しみましょう」といった雰囲気はなく、そこにあるのはガチの勉強です。さすが日経。
この点では「予約時間にスカイプを立ち上げればとりあえず会話の訓練になる」多くのオンライン英会話サービスの方が気楽ですが、投資した分を回収するつもりで自分に厳しく行きましょう。
無料体験はナシ。
サービスの性質上、無料体験はありません(少なくとも見つかりませんでした)。日経ブランドのもとビジネスに使える英語力を伸ばしたい、と思う方はえいやっと申し込んでみてください。