アルクから出版されている単語学習書をベースにしたiPhoneアプリ「キクタン」はBasic(センター~中堅私大 英検:3~2級 TOEIC:350~600点)、 Advanced(大学:センター~難関大学 英検:準2~準1級 TOEIC:470~800点) Super(大学:中堅私大~超難関大学 英検:準1級~1級 TOEIC:600点以上)など、レベル別にわかれています。点数別のTOEIC版もあります。
アルクのアプリなので英語学習アプリとして期待できるものの、それぞれのアプリは有料720円なので、買ったはいいがレベルが合わないケースはさけたいもの。
今回ご紹介する「英単語パズル キクタン」はパズルを解くことで自分の英単語レベルが確認できる無料アプリです。レベルチェックが主ですが、各「キクタン」アプリのスタイルがわかる「単語学習」機能も付いてます。「単語学習」は有料版の「キクタン Basic」に収録されている単語の一部を体験できます。
パズルでも十分学習可能。
上述したようにレベルチェックのためのクロスワードパズルなんですが、これはこれでいい勉強になります。各単語はヒントが2つあり、1つが日本語、もう1つがそれが使われる英文です。正直言って例文はヒントにはならないので(個人的にはいくつかの文字を表示してくれるといいヒントになると思うんですが。。。)、答えを確認してから例文と照らし合わせるのが効果的だと思います。
読み上げはありません。
残念ながらパズルに読み上げ機能はなく、単語が確認できるのみです。地味に評価したいポイントが、正解後に自動的にマスが埋まるわけではなく表示された正解を自分で打ち込む必要があることです。このおかげで知らない単語をしっかり確認して次に行けます。
クロスワードパズルはこちらのアプリもよくできてます。
「単語学習」はシンプルで必要十分。
単語学習は1日毎に学習単語数が決められていて(16個)、各日の最初に各単語の音をまず聴いて「知らない」ものを確認します。「知らない」に分類された単語をその日の学習単語として読み・意味・例文を確認していきます。「知らない」に分類しなかった単語はその場で意味だけを確認してその後の学習単語としては登場しません。メニュー画面の「単語リスト」タブからすべての単語(読み・意味・例文)を確認できます。
「知らない」に分類された単語は「テスト」にて理解度をチェックします。全問正解せずとも次の日の学習(新たな単語)に移れますが、誤答問題のみが対象のテストも受けられるので、全問正解してからすっきり次の日の単語に取り組みましょう。
単語はカード式で、意味や例文を確認していきます。単語・例文それぞれの読み上げがあり、自動・手動再生も選択できます。単語はリストは「すべて」「単語帳(選択した単語)」「復習単語(「知らない」に分類したもの)」と分類され、検索機能もついてます。
多機能ながらシンプルなUIで使い方に迷うことはなく、必要な単語(理解の弱い単語)のみを集中的に学習することもかんたんです。
チャンツだけで購入の価値あり。
リズムに合わせて英語、日本語が読み上げられます。バックグランド再生も可能なので移動中や寝るときにスリープタイマーで再生したりとなかなか便利そう。
有料版には各レベルで1,120語(書籍のアプリ版とのことで書籍版の収録語数から推測)が収録されていますが、1,000語を超える単語が対応したチャンツ機能だけで720円の価値はあります。これだけの単語の意味を(ネイティブで)読み上げてくれると思えば相応の価格です。ちなみに書籍版は1,728円(Amazon)します。
単語学習のアプリとしてぜひ候補に入れてみてください。
チャンツの楽しいアプリとしてはこちらもおすすめです。
参考:LとRが聴き取れないならたくさん聴けばいいじゃない。|えいご聞き耳上手
*記事内の画像はすべて公式サイトまたはアプリ内のスクリーンショットです。