日本語ペラペラの米国人厚切りジェイソンさん監修の英単語学習アプリです。厚切りジェイソンさんご自身が日本語を学習する際に使っている方法をアプリ化したとか。
僕が日本語を勉強している時に実際に使っている言語の勉強法をアプリ化致しました。
via The life and times of 厚切りジェイソン
あれほど日本語がペラペラなのに「学習していた」ではなく「学習している」というところが厚切りさんの凄さだと思います。
初期の収録単語は300語と、一般的な単語アプリに比べるとものすごく少ないですが、学習方法もすごくユニークです。
ほとんどの英単語アプリが英単語と日本語の意味を単語で結びつけるのに対して、厚切り英単語では「英語で書かれた説明」から該当する英単語を推測します。ちなみに対象の英単語の意味は日本語で表示されますが、英文で書かれた説明文の日本語訳はありません。
英語の説明から英単語を推測。
日本語や英語の「一言」から英単語や日本語訳を推測する学習に慣れていると「英語での説明」から英単語を推測するのはかんたんではありません。
次の説明文で説明している英単語は何でしょう?
“To introduce indirectly to the thoughts; to propose with difference or modesty”.
正解は”suggest“です。
正解を聞くと英文とつながるかもしれませんが、わたしは説明文だけではわかりませんでした。
「英語を英語として理解するには英英辞典がいい」と言われますが、実際にやろうとすると英英辞典はなかな固いデザインが多いので気が滅入ります。こういうポップなデザインで英英辞典的な学習ができるのはありがたいです。
毎日やらないと課題が増える。
収録されている単語は300語で、新規単語の出題は10題なので、毎日こなせば30日ですべての単語を学習できます。
出題時に「覚えている」「覚えていない」に振分けますが、「覚えている」に振分けた単語も一定間隔で出題されるので「覚えたつもり」を防げます。
「覚えていない」に振分けた単語は翌日に繰り越されるので、覚えていない単語が多いほど一日の出題数はどんどん増えていきます。
単語は自分で追加もできる。
300語の学習が終わったら(終わらなくても)自由に単語を追加できます。英単語、説明文、日本語のすべてを自分で打ち込むのでそれなりの手間がかかりますのでこの機能は人を選びそうですが、マメな方には便利な機能です。
使い始めは戸惑うと思いますが、わからない場合も正解の確認がサクサクできてストレスもたまりませんし反復演習の仕組みもしっかり考えられているで300語をしっかり学習するにはいいアプリです。
ちなみに収録されている300語は大学の受験勉強によく出る単語が中心とのこと。
*記事内の画像はすべて公式サイトまたはアプリ内のスクリーンショットです。