「えいご漬け」の名の通り、発音(シャドーイング)、単語、文法と一通り学習できるアプリですが、わたしが使った実感では単語と文法はおまけくらいに考えて良さそうです。とにかく「シャドーイング」機能がすばらしい!
シャドーイング(ネイティブの声を自分も発声しながら追いかけること)はネイティブの音声(できればテキストも)さえあればどこでもできるんですが、「録音した自分の声を聞ける機能」はかなり効果的です。
やっぱり自分で聞く声と録音された声は違います。声だけでなく、発音も「もっとうまく言えてると思っていた」ということがザラにあります。この「えいご漬け」のシャドーイング機能のすごいところは読み上げるテキストが適度の長さで、録音・再生機能もシンプル、加えて英文の和訳がすぐそばにある(詳しくは後述)ことでしっかり意味を理解しながら発音を鍛えられるところです。
聞く・追いかけて読む・聞く
メインコンテンツであるシャドーイングパートは
- ネイティブの音声(会話)を聞く」
- 追いかける(シャドーイング)
- 自分の声を聞く
というシンプルな流れです。
録音ボタンや再生ボタンはなく、画面下部の”SHADOWING”タップすると音声の再生と録音が自動的に始まります。再生が終わって間もなく録音も終了となり、録音された音声が自動的に流れます。録音再生にはネイティブの音は含まれません。なにげにすごい技術じゃないでしょうか。
会話形式だから実践的。
英語は基本的に誰かとの会話で使うものなので、会話形式で話せるのは実際に会話しているような雰囲気が感じられていいです。1回あたりのシャドーイングパートの量も多すぎず(30秒ほど)集中力もしっかり続きます。
和訳が英語の語順で表示されている!
あるようでないのが英語の語順での和訳。シャドーイングしているときは聞いている通りの訳が表示されています。例えば”Do you know someone who can speak French?”は”あなたは知っていますか/だれかを/(その人は)話せる”/フランス語を?”という訳が表示されます。英語を英語のまま理解するのが理想的といいつつもどうしても英語を日本語に訳してしまいがちなので、英語の語順で日本語を表示する、というのは英語のまま理解する形に近くていいですね。
通常の日本語の語順での和訳も表示できますし、英語テキストの表示も可能です。
ジャンルはFRIENDS/JOB/HOME
会話のジャンルは3つ。画面に表示されている「CEFR」は「セファール」と読み、世界的に使われている「どれくらい英語が使えるか」を示す能力判定基準です。
文法と単語は息抜きに。
文法についての教科書的な解説や英単語アプリとしての機能もありますが、個人的にはなくてもいいというかむしろないほうがシャドーイングに集中できていいんじゃないかと思ってます。利用するならシャドーイングの合間に読むくらいがいいんじゃないでしょうか。
継続利用は有料です。
初回の利用時は無料で7日間使えます。その後の利用には下記料金を課金します。*金額は記事執筆時
- 30日間利用チケット:480円
- 90日間利用チケット:1,300円
- 1年間利用チケット:4,800円
MOKAの公式サイトで
英語を話す人は「文の構造」を文法として理解しているだけでなく、「音」と結びつけてとらえ、感覚的に使える能力を身につけています。これは英語を聞いたり話したりするためには絶対に必要なスキルです。このスキルは、できれば英語学習を始めた初期の段階で、まず身につけたいものです。しかし、「これがまだ」という人でもMOKAのシャドウイング・ワークアウトで身につけることができます。 – via MOKA公式サイト
と書かれていますが、MOKAのシャドーイングが使いやすい理由がなんとなくわかる気がします。
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**記事内の画像はすべて公式サイトまたはアプリ内のスクリーンショットです。