「オンライン英会話はリーズナブル」というイメージが強いですが、それらオンライン英会話の講師はフィリピン、セルビアなどの出身者が多いです。彼らは英語のネイティブスピーカーではありませんが英語をネイティブ同様に話し、かつ英語を教える資格を持っていたり経験豊富だったりでリーズナブルな価格に対して得られる対価は大きいと感じます。
一方で、それら非ネイティブ講師を中心とするスクールに比べるとやや割高になるものの、英語ネイティブのみもしくはネイティブ講師が多く在籍するオンライン英会話スクールももちろんあります。
わたしが受講した個人的な感想として、ネイティブ中心のスクールは非ネイティブ中心のスクールに比べて講師のレッスンへの自由度が高く(個人の裁量に任されている部分が大きい)、よくも悪くも講師間のレッスンの違いが大きい印象があります(もちろんスクールによる差異もあります)。
「リーズナブルに、たくさん話す」という目的なら非ネイティブのスクールには敵いませんが、「ネイティブの発音や実際に使われている(主流の)表現を学ぶ」にはネイティブ講師に分があります。
「非ネイティブの英語は聞き取れるがネイティブは厳しい」というケースにはやはりネイティブ講師とのレッスンが効果的でしょう。
「ネイティブとのオンライン英会話」といってもスクールによって特徴がありますので、ご自身にあったスクール選びの参考にしていただければ幸いです。
CAMBLY(キャンブリー)
講師は全員ネイティブ。世界中が学習対象者(生徒)なので日本人以外にも教えている講師が多いです。なので、「だれもが日本人に教えるのが上手」というわけではありませんが講師経験の豊富な講師が多いです。とにかく登録講師が多く、プロフィールでは好きなゲームソフトまで書くほどに細かいので相性のいい講師は見つけやすいと思います。さらにCAMBLYはiOSアプリで受講が可能でかつ24時間予約なしで受講可能なのも特徴です。アプリを開いて受講可能な講師さえ見つかればすぐにレッスン開始です。もちろん予約もできます。週あたりのレッスン回数とレッスン時間を設定してその回数・時間内で受講していきます。
EnglishEverywhere
各講師は英語を母語とするそれぞれの国からレッスンを行います。月謝制で、30分または45分で月4回です。時間を延長する場合は別途チケットを購入します。月あたりのレッスン回数は少なく、同じ講師のレッスンを受講できるとは限りませんが、講師間でカルテが共有されるので、自己紹介から始めないといけない、ということはありません。
ワンズワードオンライン
このスクールはとにかく経営者の英語教育への熱がすごいです。まずは経営者のブログを読まれることをおすすめします。
オンライン英会話には珍しく1レッスンあたり50分です。この時間がいちばん効果的というのがその理由とか。マンツーマンのレッスンに加えて、最大5名のグループレッスンをほぼ毎日、朝7時から無料で実施しています。
EnglishTown
基本的にグループレッスン(最大5名、20回/月)、追加料金でマンツーマンレッスンが受講できます。グループレッスンでは日本だけでなく世界中から参加しているので、日本人の前で英語を話すのが苦手な方には抵抗が少ないでしょうし、外国人(非ネイティブ)の発音を知る機会として活用するのもいいと思います。
グループレッスンは予約不要(マンツーマンは要予約)で24時間開講なのでスケジュールが読みにくい方にも便利です。iOSやAndroidのタブレット向けアプリでは、600以上のオンライン教材、発音チェックも利用できます。
スキマトーク
講師を専業として勤めている講師もいますがほかに仕事をしながら英語を教えている講師も多いです。例えばわたしはデザイナーやカフェ店員をやってる方のレッスンを受講したことがあります。そういう方の場合は英語を教わるというよりも現地の文化とか言い回し(表現)なんかをカジュアルに話すのにいい気がします。新規登録された講師などには無料レッスンを提供しているケースもままあるので都合さえ合えば無料でレッスンを受け続けることができます。毎日レッスンが受講できる定額プランもあります。
バーチャル英会話教室
レッスンは基本的にグループ(最大4名)です。*ペアもありますがグループがメインです。レッスンのカメラは講師側のみで生徒側のカメラは使用しません。オンラインレッスンでは講師・生徒ともにカメラをオンにするものが多く設定によりオフにできるものがほとんどなので、最初から生徒側がオフになっているのは珍しいです。
グループなので一人あたりの話す時間は少なくなりますので、他の受講生の話す英語を聞いて日本人のクセやネイティブとの発音の違いを知るのも新鮮だと思います。
ボストン倶楽部
登録講師数は少ないですが各講師は教える経験が豊富です。スクールはあくまで講師と学生のマッチングシステムで、教え方は講師にまかせている印象で、レッスンへの遅刻やキャンセルなどもスクールとして連絡されるより個人的に連絡される感覚です。
講師が少なくかつ各講師の開講時間もかなり限られるので、たくさんのレッスンを受講するのは難しいです。気に入った講師がいれば時間が合うときに受講する、というスタイルがおすすめです。
ほかにもEigoxやマイスカイイングリッシュ、カフェトークなどもネイティブ講師が多数在籍していますが、日本人を含む多国籍の講師も多く在籍しているため、今回は紹介の対象外としました。
これまで多くが非ネイティブ講師だったDMM英会話はネイティブ講師とのレッスンが取りやすくなる「+ネイティブプラン」を開始していますね。
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