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ネイティブと同じ方法で日本人が英語を話せるようになるのか。

photo credit: Vocabulary via photopin (license)

以下はわたし個人の意見としてご理解ください。

日本人が英語を話せるようになるためにネイティブと同じ方法でよいのか、という問いに対する回答は

「子どもならOK、大人はNO」です。

ネイティブは聞く・話す・書く/読むの順で英語を身につけるから日本人も同じ順序でやるべきだ、という考えもありますが、子どもはこの方法でだいじょうぶでも大人は無理です。

その理由は3つ。

  1. 子どものように耳だけで理解することが難しい
  2. すでにカタカタ英語が頭にある
  3. 聞いたまま口にするのが恥ずかしい(と思ってしまう)

一節には9歳とも12歳とも言われるネイティブの音を聞き分けられる上限を過ぎると、聞いたまま理解することは困難です。

また、日本には中途半端にカタカタ英語が日常にあふれているので、英語を聞いてもカタカナ英語で発音しがち。まず口がカタカナ英語仕様なので、それを意識して英語仕様に変えないとダメです。

中学の授業で英語っぽく発音したら笑われた、なんて経験のある方もいるかもしれません。社会に出ても特に日本人がいる場では頭ではわかっていても英語っぽく発音することが気恥ずかしいことがままあります。

こんな理由から、大人の英語習得には子どもとは違うアプローチが必要になります。

まずは読んで覚える。

耳だけで理解することが難しいなら他の機能をフル活用するのみです。子どもにはできない「読む」ことができるのは大人の協力な武器です。まずは徹底的に読んで(見て)たくさんの英語を覚えるところからスタートです。

読む(覚える】→聞く→使う(話す)の順序がベスト

闇雲に英語を聞いてもまったく頭に入りません。自由回答の質問より例えば3択の方が正解率が高いように、数ある選択肢から何を聞いているのか理解できるようになることが英語習得(特にリスニング)の近道です。

英単語やイディオムのストックがあるから、英語を聞いたときに「知っている単語・イディオム」に気づことができます。

リスニングで音と単語をひもづけることができればあとはそれをそのままアウトプットします。スペルと意味は把握済みなので、あとは発音をしっかり真似るだけ。アウトプットすることで記憶が定着しあやすくなるというのはよく言われていますが、記憶促進に加えて口のトレーニングにもなって一石二鳥。

覚えた単語が増えてくれば外国ドラマやニュースなどでも聞き取れる単語が増えて、そういったコンテンツに触れることが楽しくなります。楽しければどんどん多くの英語コンテンツに触れられるのでますますストックされる英語量が増えていきます。

まとめ

日本人の大人が英語力を上げるには単語力が第一です。次に聞く、そしてアウトプット。

アウトプットは必ずしもパートナーがいなくともひとりでもできますが、相手がいると自分の英語がどれだけ通じるか確認できるのでたまには外国人と話す機会を作ることをオススメします。