「レアジョブ英会話会長の日記」によると、レアジョブ英会話は学生向けコースを開始したとのこと。
学生向けコース、始めました。
中高生にむけ、専用の教材、専用の講師陣でよりよい学習体験を提供しております。
– via レアジョブ英会話 会長の日記 ~ Chances for everyone, everywhere. ~
学生向けコースの主な特徴としてサイト内で4つ挙げられていますが、中でも「今後の大学入試に必要とされる4技能(聞く・話す・読む・書く)を強化するカリキュラムである」こと、「中高生向けのトレーニングを受けた認定講師によるレッスンを提供すること」が特に注目すべきポイントだと感じます。
料金は毎日1レッスン(25分)受講して月額9,800円(税抜)と一般向けのの毎日25分プラン(5,800円/月)と比べ割高ですが、上述の中高生向けトレーニングを受けた講師である点に加え、
通常講師の中から、 特にレッスン評価が高い講師、中学・高校生の生徒の方々から人気が高い講師を厳選採用しています。
– via www.rarejob.com
ということで、十分に価格に見合うサービスが期待できるんじゃないでしょうか。学生向けコースでは「認定講師以外のレッスンは受けられない」とのことなので、いかに厳選された講師陣かが伺えますね。
予習が必須である。
レアジョブ英会話のコースでありつつもオンラインレッスンだけがコンテンツではありません。予習をしっかりこなしたうえでレッスンを受けることが前提です。もはや「厳しい塾」です。
競合は中高生向けの英会話スクールですが、料金では勝負になりません。さらに「受験に活かせる」のは言うまでもなく大きな魅力で、英語に関してはこれまでの学習塾のパイをごっそり持っていってしまうかも。
予習で忙しい上にレアジョブをしっかりやると受験に備えられるとなると、そもそも学校の授業を適当に考えてしまうんじゃないかとも思えます。
流暢な英語で授業が受けられる上に「中高生に人気の講師」が担当するわけなので、比較される中学・高校で英語を担当される先生方はとんでもなくしんどいはずです。
いずれは学校の授業にもオンライン英会話が当たり前に?
レアジョブ英会話はすでに小学校に関しては授業を開始していて、学校外だけでなく学校の中でも活用され始めています。
今回の発表ではあくまで学校外で学習するサービスとしての「中高生向けコース」ですが、近い将来は授業内で活用されるようになることはほぼ間違いないでしょう。三井物産との提携も追い風です。
すでにオンライン英会話を授業で利用している学校もありますし。
参考:“学校の授業でネット英会話”は意外に早く普通になるかも。
英語“で”授業はあっけなく実現する。
改訂される学習指導要領では「中学では英語で授業、高校では討論・交渉ができるレベルを目指す」となる見込みです。
参考:日本経済新聞
個人的にはこれまで日本語で英語を教えてきた教師の方がすべて英語で授業をするのは相当に困難だと感じています。英語を学習中の中高生に英語だけで説明するのはネイティブと英語で会話するのとは桁違いにたいへんだからです。
ですが、英語を日常的に使いさらに指導に関する訓練を受けている講師であればもちろんそんな問題はありません。
これまで「(実際には異なっていても)オンライン英会話は話すためのレッスンであり受験には使えない」のイメージが、レアジョブが今回「受験対策」を打ち出したサービスを提案したことで一気に崩れていきそうです。