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これを意識して学習しないと絶対に英語が話せるようにならないポイント3つ。

 

英語を話したいと思っても、やみくもに学習していては絶対に英語、特に英会話は上達しません。

わたしは日本の公立中学校で13歳にして初めて英語に触れ、現在はネイティブと仕事をする立場ですが、非ネイティブとして以下に「使える」英語を身につけたかをお伝えしたいと思います。

「短期間で英語はうまくならない」のは間違いありません。短期的にTOEICのスコアなどを上げるテクニックはあるかもしれませんが、コミュニケーションに使える英語を身に付けるには時間がかかります。

ですが、無駄な時間をかけずに英語を上達する方法はあります。

それは以下の3つのポイントを抑えることです。

 

1.語彙力をつける

語彙力なしにコミュニケーションはできません。文法がわからなくても単語さえいくつか言えればなんとなく言いたいことは言えるし、相手の言っていることもわかります。

逆に言えばいくら発音がよかろうと単語がわからなければなにも伝わりません。ボディランゲージも万能ではありません。

文法に比べて語彙力の訓練は楽です。理屈抜きで覚えればよいし、アプリや単語帳も星の数ほどあるので、自分にあったものが必ず見つかります。

注意して欲しいのは、「英→日」だけでなく「日→英」もやる必要があることです。受験や資格試験なら「英→日」だけでもいいですが、発信するには「日→英」の語彙力も同じくらい必要です。

 

2.リスニングの訓練時も発信する意識をもつ

コミュニケーションは言葉のキャッチボールです。相手の言葉を受けて、こちらも言葉を返します。

相手を理解するためのリスニングのトレーニングはたいせつですが、それだけやってもキャッチボールは成立しません。

もちろん、こちらから言葉を発信する訓練「だけ」をやってもダメです。資格試験の成績はいいのにコミュニケーションはいまひとつ、という人は受けるのは上手で投げるのが下手、あるいは投げる訓練をやっていないことが原因です。

日本語での会話では無意識に聞きながら次に話すことを考えています。英語でも同じなんですが、「リスニングの学習」になると受け身100%になりがちなので、発信することに意識が向かず、いくらリスニングが上達しても、実際に会話する際にはスムーズな会話にはなりません。

 

3.口を動かす

発信する意識をもって前向きにリスニングしながら、実際に口を動かします。言いたいことが言えない理由は、「頭のなかに発信すべき素材(語彙)がない」、「素材(語彙)があるが口が動かない(動かし方がわからない)」からです。

英会話を料理に例えるなら日本は素材(語彙・文法を含む知識)を揃える教育です。材料の名前は言えるし調理法も知ってるけど肝心の料理ができない。

素材の名前は細かな分量を知らずとも料理ができるように、まずは手を動かすことがコミュニケーションを上達させる近道です。

 

シャドウイングは上記ポイント3つを抑えた英会話学習法

英文の音読を聞きながら、後追いするように聴いたまま英語を読むことを「シャドウイング」と言います。

英会話の学習を始めたばかりなら英文を見ながらやると聞き取れないストレスを感じにくいですし、慣れてきたら力試しに何も見ずに音だけでシャドウイングするのもいいと思います。

シャドウイングは先に挙げたポイント3つを抑えた学習法です。

1の語彙力や3の口を動かすことについては言わずもがな。厳密には言葉のキャッチボールとは違いますが、聴いた音を再現するために前のめりで音を聞くので、ただ聞き流すより何倍も効果的です。そういう意味で2のポイントも抑えてます。

 

まずは単語のシャドウイングから

そこそこ英語に慣れていないと、文章をシャドウイングするのはなかなかたいへんですし、たいへんだとそのうち嫌になってしまいます。

なので、まずは単語のシャドウイングから始めることをオススメします。

好きな映画(洋画)を字幕で観るのも楽しいです。

セリフのひとつひとつは短いので追いかけやすいし、好きな映画なら飽きにくい。

学習を始める前にこれらを意識すると、同じ時間でも効率的な時間となると思いますのでぜひ試してみてください。