正式なアプリ名は「高校入試ランク順 中学英単語1850」です。
同じく学研さんが開発した姉妹アプリ「高校入試ランク順 中学英熟語430」についてはシンプルかつわかりやすいUIで非常に好印象を持っていたので、単語バージョンの「ランク順単語」にも期待していました。
参考:入試だけでなく英会話学習アプリとしても優秀。/ランク順熟語
使ってみると、期待を裏切らないたいへん素敵なアプリでした。
シンプルだから単語に集中できる。
単語レベルを選んでテスト範囲を選んだら後は出題される単語の意味を確認するのみ。アプリを使っている間に記憶に残るのは英単語と日本語訳だけです。なぜならそれ以外の情報がそこにないから。あとは英単語と日本語訳が正しくつながるように繰り返しアプリを開くだけです。
「ランク順熟語」にも言えますが、シンプルなアプリですが地味ではありません。シンプルな中にもカジュアルな雰囲気があるので、お勉強なのに重い気持ちになりません。
発音は確認できません。でも単語力はリスニング力につながります。
アプリ単体では単語の意味を確認することに特化されているので音声の確認はできません。音声の確認には書籍を購入する必要があるようです。
高校入試にはリスニング問題も出題され、その配点割合も低くないようです。
私見ですが、受験に限らずリスニング力を鍛えるにはネイティブの発音をとことん聴くことは確かに大切な一方で、それ以上に頭の中に単語のストックを増やしておくことが重要です。
まずは英単語およびその意味を覚え、それに音をつなげます。逆でもOKです。いずれにせよ単語(意味含む)と音が結びついて初めてひとつの英単語が完成します。音だけをどれだけ聴いてもリスニング力の向上にはつながりません。
*ここでは子どもは対象とせずに受験生や大人の方がリスニング力をつける場合について書いてます
日本語→英語、英語→日本語はランダム表示。
テスト範囲は15問ずつ区切られていますが、日→英、英→日は指定できません。15問の中でランダムに出題されます。
受験だけを考えるともしかするとどちらかを指定したほうがやりやすい人もいるかもしれませんが、一方通行にしてしまうと訳すクセがついてしまって単語を概念として理解することが難しくなるので、英語→日本語、日本語→英語がランダムに表示された方が英語の理解には役立つ気がします。
やっぱり無料。
ランク順熟語同様に無料です。上述のように書籍を買うと音声がチェックできたり、各単語の使い方もわかるので受験のためには書籍を購入した方がよいかと思います。書籍の購入前にアプリで雰囲気を確認して、自分に合うようなら書籍を購入、という形もよさそうです。
注意!マナーモードにしていても音が出ます。
例えばiPhoneでマナースイッチをオンにしていてもアプリを起動すると音が出ます。マナースイッチとは別に音量ボタンで調節してください。
*記事内の画像はすべて公式サイトまたはアプリ内のスクリーンショットです。