アプリの 正式名称は「最後の英単語学習!マジタン」です。
「最後の〜」とか「これでできなきゃ〜」的なタイトルは制作者の自信が感じられていいんですが、結局はユーザーに合うか否かなので、タイトルは参考程度に自分に合うアプリを探していくことをおすすめします。逆に言えば一般的な評判は悪くとも(内容さえ間違っていなければ)自分に合う学習法(別にアプリじゃなくてもいいんですが)さえ見つかってしまえばもう上達は約束されたようなものです。
といいつつもこのアプリは制作者が自信満々なのもうなづける、単語学習ツールとしては優秀なアプリです。その理由を書いていきます。
とにかく語彙が豊富。
なんと収録単語数13,000!当アプリのiTunesページによると「国内最大級の単語数」「全ての学習者に対応」とのことですし、英語に自信のある方もたいくつしないようなコンテンツになってます。
「13,000語なんて気が遠くなる・・・」と思った方。心配いりません。そもそも全部覚えずとも日常会話はできますし、レベルチェックによってユーザーが覚えるべき単語が選ばれるので、必要な分だけ学習できます(目標語彙数も設定されます。例:「レベル9のユーザーには10,000語」など)。
英語はTOEICや英会話などの目的を問わず語彙力が超重要なので、収録語彙が豊富なのはとても頼もしいですね。
復習モードがすごい。
基本的には予習モード→テスト(→復習モード)という流れで進みます。それぞれ制限時間があるのでけっこう緊張感をもって取り組めます。全単語にネイティブによる読み上げと例文がついていたりと単語学習に必要な要素はそろっていますが、もっとも印象的だったのが復習時の出題傾向。
具体的には、間違えた(いわゆる要復習状態の)単語から出題されます。
直前のテストで間違えた単語から出題されるので、「誤答→正解確認・記憶→回答」という流れになり、これがものすごく記憶の定着に役立ちます。個人的に「いちど間違えてすぐに正解を確認する」ことが記憶の定着には有効だと考えているのですが、この「マジタン」ではそれができます。
わたしはこの設定が気に入っていますが、逆に「記憶済み」順にしたりランダムにしたりという設定も可能です。
スペルテストでアウトプットも。
4択では正解できてもスペルを回答することができなかったりします。4択は英語での出題に対してで日本語で答える(4択)のに対し、スペルテストは日本語での出題に対して英語を(選ぶのではなく)書く(タイプする)ことで回答します。日本語での4択難易度はぐっとあがりますが、会話など自分からアウトプットする際に必要な力がものすごく鍛えられます。
あえて課題を挙げるなら。
UIがちょっとわかりにくい。
「復習したいな」と複数モードに行くにもちょっと迷いますし4択テストが始まると間違えるか全問正解するまでホーム画面に移動できなかったりするので、そこは気になる方は気になるかもしれません。
なんとなく占いっぽい雰囲気も不思議なところです。”YOUR FORTUNE”としてよさげな一言が表示されたりするんですが、単語アプリとして十分優れているので、このミステリアスな雰囲気は個人的にはいらないんじゃないかなぁと思っている部分です。
*2016年2月17日追記 2分で単語力がチェックできる「マジタンWEB」がオープンしてます。
「金の一言」、「ペラペラ英語」とセットで購入するとお得です。
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*記事内の画像はすべて公式サイトまたはアプリ内のスクリーンショットです。