名前の通り「発音を訓練する道場」的アプリです。
構成はシンプルで「ant」のような単語から「He always lets me use his computer anytime.」のような文まで発音の訓練ができます。レベルは自分で選択する形で、ざっくり「小学生」・「中学生」「高校生」に分かれています。
各単語のカテゴリーに割り振られている「E3〜E12」の番号はWAOシステム教材の教材番号とのことで、別のテキストとも連動しているようですが、発音の訓練としてはこのアプリだけでも十分に使えます
しっかりした発音アプリ。
かわいいイラストで小さい子ども向けのように見えますが、使いやすさを含めたデザインはすごくしっかりしてます。高校英語までカバーしているだけあって、いい意味で堅苦しくないデザインのおかげで肩肘張らずに発音を訓練できます。
冒頭にキャラクターを3種類から選びますが、これは正直なくてもいいかなと思えるものの、中身はシンプルにして十分。
ネイティブの発音を確認して自分で発音する。発音はアプリにより判定される上、自分で聴くこともできるので判定の良し悪しだけでなく自分の耳でネイティブと発音を比べられます。
自分では結構きれいに発音できているつもりでも録音して聴いてみると思っていた発音と違うことが結構あるので、客観的に発音を確認するのは大切だと思います。
文の発音チェックは やりがい有り。
単語だけでも十分にいいアプリですが、文の発音をチェックできるのは便利です。単語レベルではなんとかなっても文になって他の単語と一緒に読んでみるとなかなか思うようにいきません。とうぜんネイティブ音声も確認できるので、聴きたいだけ聴いて自分の発音と比べてみましょう。
強いて不満を言えば、お手本となるネイティブ音声は教科書的できれいすぎる感じもあるので、もうちょっと早口なバージョンがあってもいいかもしれません。加えて、きれいすぎるお手本がゆえに実際のネイティブの会話より格段に聴きやすく、リスニングの訓練としては物足りないですが、発音トレーニングアプリとしては機能・デザインともにすごく優秀です。
無料です。
上述のように別売りのテキストと連携していますが、このアプリだけでも発音トレーニングには十分です。無料でダウンロードできアプリ内課金もありませんし、広告もありません。画面内のバナーをタップすることでWAOが展開する通信教育・教室へのウェブサイトにリンクされますが、無闇に画面内に広告が表示するわけではないのでまったくトレーニングのじゃまになりません。むしろあまりにリンクが控えめなのでWAOのサイトに訪れる人が少ないんじゃないかと心配になるくらいです。
発音の訓練にはオンラインでもオフライン(対面)でも外国人と実際に会話するのがいちばんだと思いますが、まだ「会話は不安」という方には強くおすすめできるアプリです。
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*記事内の画像はすべて公式サイトまたはアプリ内のスクリーンショットです。