ガンダムの名シーンの英訳で微妙なニュアンスを学ぶ。

 

英語学習者なら「こんなとき英語でなんて言う?」という悩みは尽きないと思いますが、その微妙なニュアンスを理解するのはなかなか大変です。

海外映画やドラマを使って、日本語字幕と英語字幕(音声)を比較することで実践的な英語を学習することもできますが、元が英語のため日本人が英語を使う際の参考としてベストというわけではありません。

逆に、日本語の作品を英訳された漫画などは、もともと日本語で表現されていたものをできるだけ本質を損なわずに英語に変換されているので、日本人が「発信する」英語としてとても参考になります。

2015年11月11日に発売された「『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の英語」はガンダムの名シーンが英語訳とともに収録されており、直訳ではない「状況や真意を踏まえた英語」を理解する教材としておすすめです。

欧米版コミックを基にした各シーンの日英対訳に加え、英語講師・関正生さんによる英文解説を掲載。シャアやアムロなどの名セリフを通じて、ネイティブな英語を学ぶことができます。ちなみに「坊やだからさ」は「Because he was a spoiled kid.」と訳せるそうですよ。
– via ねとらぼ

英訳の解説はありがたいですね。

「坊やだからさ」の英訳に「spoiled kid」を用いたのはシャアがガルマ・ザビをどのように捉えているかを踏まえているからこそだと思います。見方を変えれば英訳を見れば(このシーンで)シャアがどのようにガルマ・ザビを見ていたのかがたった一言で理解できるとも言えます。

少ない言葉でたくさんの情緒や背景を含む日本語と、詳細まで描写する英語表現の違いも見れておもしろいです。

実際に細かなニュアンスを自発的に表現できるようになるには海外で生活しないと難しいのかもしれませんが、各セリフの日本語から英訳に至るまでの過程や、英語の語彙が持つ意味・使い方を楽しむにはとてもよい素材だと思います。

ガンダム好きな方はもちろん、日本語の微妙なニュアンスの英語表現が気になる方におすすめな一冊です。

 

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